魔導学校
それなりに頑張ってきた成果もあるが、生活に少しずつ平和を取り戻してきた、そんなときの出来事だ。
選択の時
これでしばらくは大丈夫。少しクエスト討伐数も減らしてゆっくりしようと思っていた矢先の出来事。
我が子が4月から魔導学校(私立小学校)に入学することを忘れていた。正確に言うと入学自体は覚えていた。だがその過程で準備に大量のZenyが必要だということ忘れていたのである。そして、やっとのことで手に入れた報酬から支払うべきなのか、諦めてもらうべきなのかを選択する必要があったのだ。
愛馬「ローズペガサス」に助けられた
「通達の日」を迎えてから「ローズペガサス」を手放している。
それによって得た今後数ヶ月分の生活費。ここで支払ってしまうとまた振り出しに戻る。もう手放せる物はない。「ローズペガサス」を手放した資金をここで使うかを迷っていた。
我が子と話をし、大量のZenyを支払うことを決意した。
自分の力で合格した「魔導学校」に行くのを楽しみにしていたからだ
これからの生活は不安にはなるが、私はこの日、改めて決意することになる。なんとかしてやろうと。
そして4月。ついに冒険者ランクが付いたのである・・・